四日市公害を教訓にアジアの社会づくりを 三重大SDGs研究会など研修会

【研修生を前に講演する朴代表(左)=四日市市鵜の森の三重大学北勢サテライト知的イノベーション研究センターで】

本田技研工業創業者の本田宗一郎氏らが設立した研修機関IATSSフォーラムと三重大学SDGs研究会は19日、四日市市鵜の森の三重大学北勢サテライト知的イノベーション研究センターで共同研修プログラムを実施し、東南アジアからの研修生など約40人が参加した。三重大学SDGs(持続可能な開発目標)研究会の朴恵淑代表が「四日市公害の経験や教訓から学ぶ持続可能な開発のための教育」をテーマに講演した。

同フォーラムは昭和60年、アジアの将来を担う人材の育成を目的に始まった。東南アジア10カ国から2人ずつ行政、企業、大学関係者を選抜し、県内で55日間の研修をしている。

「公害と環境保全」をテーマとした研修は2日間あり、前日は四日市公害と環境未来館の見学や公害の被害が大きかった磯津地区を見学した。

朴代表は四日市公害の教訓を基に作られた「四日市学」や環境保全に向けた三重大学の取り組みを紹介。「東南アジアはこれからどんどん経済発展していく。その裏には環境問題は必ず生じる。四日市公害の教訓を生かしてアジアで持続可能な社会づくりをしていってほしい」と呼び掛けた。

参加者は講演や視察から得た教訓や持続可能な地域づくりに向けてグループ討論した。