駐日米大使 ハガティ氏が初来県 忍者博物館や真珠島見学 三重

【御木本幸吉の銅像の前で松田社長(左から2人目)らと記念撮影するハガティ駐日大使(右から4人目)=鳥羽市のミキモト真珠島で】

ハガティ駐日米大使が19日、初めて三重県内を訪れ、伊賀市の伊賀流忍者博物館や鳥羽市のミキモト真珠島を見学した。県内には20日まで滞在する。駐日米大使の来県は、平成26年4月にケネディ駐日大使(当時)が訪れて以来5年2カ月ぶり。

訪問は日米親善交流の一環で、駐日米大使は年間を通じて国内各地を訪れている。ハガティ氏が伊勢神宮や真珠などの日本文化に興味があったほか、伊勢志摩サミットの開催地のため、県を訪問先に選んだ。妻と4人の子どもを連れ、来県している。

ハガティ氏らは伊賀流忍者博物館で忍者衣装を着た岡本栄市長の出迎えを受けた後、伊賀忍者特殊軍団「阿修羅」の忍者ショーを観覧。メンバーが刀や鎌を使って戦闘シーンを披露すると、一家から拍手が起こった。

忍者ショーの中では、妻クリシーさんと娘クリスティンさんが吹き矢を体験する場面も。的の風船を狙って矢を放ち、風船が割れると喜んでいた。関係者によると、ハガティ氏らは館内の刀や手裏剣に興味津々だった。忍者ショーで本物の武器が使われたことに驚いていたという。

ミキモト真珠島では、真珠王と呼ばれた御木本幸吉の銅像の前で、ハガティ一家と松田音壽社長や中村欣一郎市長らが記念撮影。ハガティ氏らは島内の真珠博物館を見学し、職員から養殖真珠の製造工程について説明を受けた。

米国東部のミシシッピ川流域で取れる淡水二枚貝が、日本の真珠養殖に使われていることにハガティ氏は驚いた様子。職員がアコヤ貝から真珠を取り出す際は、家族そろって食い入るように見つめていたという。滞在時間を30分ほど延長し、満足した様子で真珠島を後にした。