V字回復の秘訣とは 良品計画前会長が津で講演 三重

【講演する松井氏=津市羽所町で】

【津】三重県内の中小企業などで構成する三重中公会は18日、津市羽所町のホテルグリーンパーク津で講演会を開いた。「無印良品」を展開する良品計画の前会長松井忠三氏が「良品計画驚異のV字回復と成長の秘訣(ひけつ)」と題して講演し、「社風は難しいことをやるわけではない。簡単なことを繰り返し実施することが大切」と社風の作り方を説明した。

松井氏は、「創業11年目で、初めて減益を経験した」と過去の挫折について話した。慢心やブランドの弱体化などを要因として挙げた。当時について「社内が自信満々になり、外を見に行かなくなった」と振り返った。

減益から立ち直るために、「進化と実行」を掲げたという。ブランドの進化、「決まったことを決まった通りキチンとやる」風土作りなどに取り組むことで経営を変革したと伝えた。

風土作りでは、実行する社風を作るため、あいさつなど小さいことから徹底し、意識づけることで定着させたと紹介。その上で、仕事に締め切りを設けることで、生産性が向上したことを報告した。

講演会は、中小企業の経営者に情報を提供し、発展につなげてもらうため、年2回開いている。18日は会員ら約60人が参加した。