三重県議会予決常任委 知事、任期全うする考え 途中下車ないか問われ

【総括質疑で答弁する鈴木知事=県議会議事堂で】

三重県議会予算決算常任委員会(小林正人委員長、50人)は17日、総括質疑があり、10委員が質問した。鈴木英敬知事は、任期途中で辞任する可能性を尋ねた三谷哲央委員(新政みえ、7期、桑名市・桑名郡選出)に対し「4年間しっかり頑張りたい」と述べ、任期を全うする考えを示した。

三谷委員は「4年間しっかり(知事を)務めてほしいというのが県民の期待。間違っても途中下車されることはないのか」と質問。鈴木知事は「選挙の折には4年間頑張ることを前提に立候補した」と述べた。

この日は三谷委員のほかに、津村衛(新政みえ、4期、尾鷲市・北牟婁郡)▽濱井初男(同、3期、多気郡)▽野口正(自民党県議団、2期、松阪市)▽前野和美(同、5期、津市)▽倉本崇弘(草莽、2期、桑名市・桑名郡)▽山本教和(自民党、9期、志摩市)▽今井智広(公明党、4期、津市)▽山本里香(共産党、2期、四日市市)▽稲森稔尚(草の根運動いが、2期、伊賀市)―の9委員が質問した。

野口委員は6月補正予算案に計上されている県産品の販路拡大事業で、輸出先に位置付けている国を尋ねた。前田茂樹農林水産部長は、EU圏に伊勢茶、中国と韓国に木材を売り込む方針を示した。

倉本委員は廃業する漁業者が所有していた漁船や漁具を新規参入者に提供する事業について、具体的な取り組みを尋ねた。前田部長は漁協の協力を得て廃業する漁業者と新規参入者を結びつけると説明した。

山本教和委員は「シャープが今後、どうなるのか心配している」と述べ、中小企業に対する支援強化を要請。鈴木知事は「人手不足や後継者不足など課題が変化している。きめ細かな支援に努める」と述べた。

今井委員は、がん治療の前に卵巣や精子などを凍結しておく妊孕(にんよう)性温存治療に対する助成金が6月補正予算案に計上されていることを評価。助成の割合や上限などを尋ね、制度の周知を求めた。

大橋範秀子ども・福祉部長は、治療費の半額を、女性は25万円、男性は3万円を上限に助成すると説明。補正予算に計上した約200万円が年度内に不足した場合は、再び予算を要求する考えを示した。

山本里香委員は県立学校のトイレ洋式化について、あらゆる人が使いやすい「ユニバーサルデザイン」とするよう要請。各学校の教室で導入が進むエアコンに合わせて、光を遮るカーテンの設置も求めた。

稲森委員は大阪市で今月下旬に開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の出席者が来県する可能性について尋ねた。村上亘雇用経済部長は「首脳の日程は直前でないと分からない」と返答した。