強制わいせつ致傷の男に懲役4年判決

路上で面識のない女性にわいせつな行為をしてけがをさせたとして、強制わいせつ致傷などの罪に問われた、伊賀市西明寺、トラック運転手川口信之被告(41)の裁判員裁判判決公判で、津地裁(田中伸一裁判長)は14日、川口被告に懲役四年(求刑・懲役五年)の判決を言い渡した。

田中裁判長は判決理由で、「凶器を使用したり強い暴行を加えてはいないが、ことさらに恐怖心をあおる脅迫で被害者の抵抗を困難にさせ、短くない時間をかけて胸をさわるなどわいせつ行為の態様は執拗(しつよう)で悪い。身勝手な性的欲求に基づく犯行動機にくむべき余地はなく、厳しく非難されるべき」と指摘した。

また累犯や同種ではないが複数の服役前科があり、出所後約六年で犯行に及んだ点から「再犯や更生の可能性を不利に考慮されることはやむをえない」として、執行猶予を主張する弁護側の訴えを退けた。

判決によると、川口被告は平成29年3月23日未明、名張市内の路上を歩いていた女性=当時(19)=の背後から抱きついて口をふさぎ、「静かにしろ。殺すぞ」などと脅迫。胸をさわってキスを迫るなどわいせつな行為をして女性に唇を切る全治約一週間のけがを負わせた。