豚コレラ 県が58農場に消毒命令 20日から消石灰を配布

【ぶら下がり会見で、消毒命令を発表する鈴木知事=県庁で】

家畜伝染病「豚コレラ」に感染した野生イノシシが県境まで約一・五キロの岐阜県内の山中で確認されたことを受け、県は14日、豚コレラの発生を予防するため、県内で豚を飼育する58農場を対象に消毒命令を出した。20日から消毒用の消石灰を農協などを通じて順次配布し、7月12日までの散布を求める。豚コレラを防ぐために消毒命令を出すのは県内で初めて。全国では愛知県に次いで二例目。

六頭以上の豚を飼育する養豚場が対象。6月20―25日までに計3647袋、約73トンの消石灰を15カ所で配布する。豚舎の周囲などにまいてもらい、県内の養豚場の消毒レベルを高める。配布後、県職員が消毒の実施を現地確認する予定。

鈴木英敬知事は同日のぶら下がり会見で「愛知、岐阜両県では衛生管理を徹底しているが、豚コレラの発生が続いている」と懸念を示した上で「県内の生産農家でも危機感や不安が高まっている。豚コレラの発生が続く限り、やれる対応を全力でやる」と述べた。