ラッパ形の口が特徴 ヤマトメリベを展示 鳥羽水族館

【ラッパ形の口が特徴の珍しいウミウシ「ヤマトメリベ」=鳥羽市の鳥羽水族館で】

【鳥羽】鳥羽市の鳥羽水族館で、ラッパのような口が特徴のウミウシ「ヤマトメリベ」が展示されている。日本近海の水深五〇メートル以上の海底に生息するといい、水族館での公開は珍しいという。

同館によると、同市相差町の漁師が七日、相差漁港近くの水面に浮いているヤマトメリベを発見した。ヤマトメリベは「頭巾」と呼ばれるラッパ形の口が特徴。口を投網のように広げ、小型のエビや小魚などを捕食する。体全体が透明感のある淡紅色で、背面に五―九対ほどの突起がある。

今回見つかったヤマトメリベは体長約40センチで性別は不明。体長は大きい方という。ヤマトメリベは目撃例が少なく、春頃に浅海までやってくることは判明しているが、そのほかの生態は不明な点が多い。

水族館は館内の「へんな生きもの研究所」に展示している。寿命は一年ほどという。担当者は「経過を観察し、生態の解明につなげたい」と話している。