三重県が豚コレラ対策会議 ワクチン餌を検討

【幹事会で、豚コレラが発生した場合の対応を確認する職員ら=津市栄町1丁目で】

家畜伝染病「豚コレラ」に感染した野生イノシシが県境まで約1・5キロの地点で確認されたため、三重県は13日、津市栄町の県栄町庁舎で豚コレラ対策本部の幹事会を開いた。イノシシ向けのワクチン入り餌の埋設に向け国と協議していると明らかにした。

各部局で危機管理を担当する幹部職員ら21人が出席。県畜産課の担当者は「感染したイノシシの県への侵入リスクが高まっている」と報告した。イノシシ向け経口ワクチンは現在、感染が確認されている岐阜、愛知両県で散布している。

また、同課は「モニタリングを強化する」と説明。県境に接しているいなべ、桑名両市では死亡したイノシシだけでなく、捕獲した場合も検査する考えを示した。

豚コレラは昨年9月に岐阜市の養豚場で発生して以来、愛知、長野、滋賀、大阪の5府県に拡大。イノシシがウイルスを媒介しているとみられる。

これまで感染したイノシシの確認は三重県境まで30キロほど離れていたが、5月24日に約5キロ離れた岐阜県養老町で見つかり、6月7日には約1・5キロの地点で確認された。