
【鈴鹿】三重県鈴鹿市稲生町の県立稲生高校で13日、普通科食物調理類型の3年生を対象にしたそば打ち体験講座があり、14人がそば打ちを通じて和食や麺類の知識や理解を深めた。
家庭科専門科目授業の一環として初めて実施。
地元の稲生公民館そば打ちサークル(鈴木重晴講師)の6人が講師となり、小川一馬代表(73)=同市稲生町=がそばの国内生産状況や製粉の仕方の違いを講義した。
生徒らは二八そば作りに挑戦。素人そば打ち段位四段認定者の鈴木講師(71)=同市稲生町=を中心に、混ぜる工程ではつなぎ粉とそば粉を均等に混ぜるため「指を立てた状態を保つこと」などこつを指導した。
松本咲月さん(18)は「そば打ちは初めて。そばが好きなので授業は楽しみにしていたが、混ぜる工程や均等に延ばす工程など難しかった」と話していた。