夏の参院選 市民連合が芳野氏応援 県内野党とも政策協定 三重

【市民連合みえの呼び掛け人(左)と握手を交わす芳野氏=三重県庁で】

憲法改正に反対する市民団体「市民連合みえ」は13日、夏の参院選三重選挙区(改選数1)に無所属で立候補を予定する芳野正英氏(44)と政策協定を結び、芳野氏の支援を約束した。同日、芳野氏を支援する野党の県内組織とも政策協定を締結。「市民と野党の共闘に向けた体制が整った」とアピールした。

市民連合みえは3年前の前回参院選でも、芝博一参院議員を支援する野党の県内組織と協定を締結した。今回の参院選でも「国政は既に野党間が候補者一本化に合意しているが、県レベルでも協定を結ぶべきだ」とし、芳野氏側や各党に締結を打診してきた。

芳野氏との協定は前回参院選の内容と同じで、安全保障関連法の廃止▽立憲主義の回復と個人の尊厳を擁護する政治▽安倍政権による憲法改正の阻止▽格差の是正と公正な社会―の4項目。

芳野氏を擁立した三重民主連合と、参院選三重選挙区の候補者を取り下げた共産党県委員会、社民党県連とも政策協定を結んだ。協定の内容は、国政の野党が参院選に向けて合意した13項目を踏襲。「芳野氏の勝利に向けて全力で闘う」と明記した。

この日、芳野氏は市民連合みえの呼び掛け人らと県庁で記者会見し、「これを機に、残りわずかな時間をしっかりと取り組む」と語った。

市民連合みえの呼び掛け人らは「政策協定によって国会に私たちの代表を送る体制が整った。この流れを無党派層に広げたい」と語った。

三重民主連合の三谷哲央幹事長は「野党連携の成立に感慨を持っている」と話し、共産党県委員会の大嶽隆司委員長は「政策協定は安倍政権との対決軸を鮮明にする点で意義がある」と説明。社民党県連の田中力副代表は「芳野氏の当選に全力を挙げる」と述べた。

参院選三重選挙区には芳野氏の他、自民党現職の吉川有美氏(45)も再選を目指し立候補を予定している。共産党は元津市議の中川民英氏(51)を擁立したが、野党間の合意を受けて取り下げたため、芳野、吉川両氏の一騎打ちの見通し。