伊勢 握りたての「すし」奉納 全国の職人ら、内宮に 三重

【できたてのすしを担いで宇治橋を渡る職人ら=伊勢市の伊勢神宮内宮で】

【伊勢】全国12都道府県のすし職人らが12日、三重県伊勢市に集い、伊勢神宮内宮に握りたてのすしを奉納した。日本を代表する食「すし」をアピールし、業界の発展を願った。

すし職人らが意見交流する「全国すし研究会全国大会」の記念事業として初めて開催した。三重をはじめ、北海道や東京都、大阪府や佐賀県などから、若手職人を中心に約90人が参加。朝から職人たちが、内宮前おかげ横丁内のすし店「君家」で、各地の食材をいかした握りずしや、郷土ずしを準備した。

県内のすし店でつくる「三重すし街道」は、伊勢湾で水揚げされたノドグロやタイ、伊勢エビを使ったすしや郷土のてこねずしなどを用意。ほかに、江戸前すしや色とりどりの細工ずし、ウニやイクラを使った北海道のすしなどがすしおけに並べられた。

奉納では、職人らができたばかりのすしを担いで参列し、おかげ横丁を出発。内宮の宇治橋を渡り、参道を進んで神楽殿へと運び納めた。

三重すし街道の山口和司代表(52)は「世界的にすし人気は高まっているが、若い担い手不足などで、地方の個人店などは減少の一途。熱意を持って頑張っている職人たちと全国の特色あるすしをアピールし、業界の活性につなげたい」と話していた。