「歩行者優先」周知図る 三重県警 指導取り締まりを強化

【横断歩道SOSの日を知らせるポスターとかもめーるの見本=津市の三重県警本部で】

横断歩道上での事故を減らそうと三重県警は6月から、毎月11日を「横断歩道SOSの日」に定めて街頭指導や取締りを強化する。

県警交通企画課によると、県警では「交通安全の保持に関する条例」が施行された昭和41年10月11日から、毎月11日を「交通安全の日」として各種啓発活動を実施してきた。

一方、日本自動車連盟(JAF)が昨年実施した「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況」によると、三重県は1・4%で、全国平均8・6%をはるかに下回り全国ワースト3位となり、ドライバーに横断歩行者優先の意識が欠けていることが浮き彫りになった。

加えて、5月末現在で松阪市と桑名市で既に2件の横断歩道上の死亡事故が発生していることから、広く横断歩道での交通マナー周知を図るために「SOSの日」を設定した。

「SOS」は「さわやかな 横断で スマイル」の頭文字をとったもので、ドライバーと歩行者の相互理解に向けた願いを込めて、同課交通安全対策室で考案した。11日には各警察署単位で1100人を動員し、横断歩道付近での街頭啓発や指導取り締まりを図る。また日本郵便と連携して交通安全啓発はがき「かもめ~る」を使った広報啓発も予定しているという。

同課の三國悦夫次長は「横断歩道SOSを合い言葉にドライバーや歩行者の皆さんに交通ルールやマナーを守ってもらいたい。悲惨な事故が1件でもなくなるよう、引き続き指導取り締まりや啓発活動に取り組む」と話した。