「スピード感持ち課題解決」 度会町長当選 中村氏が抱負 三重

【選挙戦を振り返り、就任への抱負を語る中村氏=度会町役場で】

【度会郡】任期満了(21日)に伴う三重県の度会町長選の投開票から一夜明けた10日、元町議会議長同士の一騎打ちを制した新人の中村忠彦氏(60)が町役場で取材に応じ「スピード感を持って課題の解決に取り組む」と抱負を述べた。

中村氏は公約に掲げた「医療・買い物難民への支援」について、遅くとも来年度予算には関連事業を盛り込む考えを明らかにした。役場周辺に限定して走らせている町営バスのルートを町内全域に拡大することなどを検討しており「まずは年内に町民向けの調査を行う。費用対効果を検証するため、需要などを調べたい」と話した。

その上で中村氏は「いろんな考えを聞きながら対策を検討したい。高齢者の運転免許の返納は10年後には爆発的に増える。ビジネスチャンスはあるので、どのような形になるかは未定だが民間委託も考えられる」と語った。

町長就任後、最初に取り組むこととして、小型救急車の導入を挙げ、早ければ7月議会に関連の補正予算案を計上する。「路地が狭く、救急車が入れない地域があると聞く。命にかかわることなので、(伊勢市や玉城町と広域で形成している)伊勢市消防本部とすぐにでも相談していきたい」と話した。