タンク火災に備え放水訓練 被災消防、豊国製油で 三重

【タンクに向けて放水する消防隊員=津市雲出長常町で】

【津】三重県の久居消防署は危険物安全週間(2日―8日)の6日、津市雲出長常町の豊国製油三重工場で、タンク火災を想定した消防訓練を実施した。工場の従業員と消防隊員ら約30人が参加した。

訓練は市内で震度5弱の地震が発生し、屋外のタンクヤードから油が漏れ引火したことを想定。消防への通報とともに従業員で作る自衛消防隊が消化器や屋外消火栓を使って初期消火にあたった。

消防隊員の到着後は隊員らが放水した。タンク火災の場合は、熱によってタンク内の油が噴出するボイルオーバーが起こる危険性がある。そのため、隊員らは泡消火薬剤で消火しつつ、水でタンクを冷却した。

訓練を終え、田口雅士工場長(52)は「一人一人が冷静な心を持ちながら、いざとなれば勇敢な初期消火活動をしたい」と述べ、竹村義明署長(59)が「みなさんとの連携を確認できた」と訓練を振り返った。