
【津】ジャパンラグビートップリーグに所属する三重県鈴鹿市住吉町の「ホンダヒート」の鈴鹿市出身の山路健太選手を始め選手6人が5日、津市大里窪田町の三重病院を訪問し、入院患者と交流した。
選手らは自己紹介をした後、患者と一緒にボール回しなどをして触れ合った。藤井拓海選手は「パワーを送るつもりで来たが、逆にパワーをもらった」。山路選手は「地元出身の自分がイベントに参加することで、より身近に感じてもらえる」と振り返った。
同病院によると、選手の訪問が楽しみで午前4時半に起きて待っていた人もいるという。療育指導室の丸澤由美子主任は「来てもらえることはありがたい。こういう機会が増えていけば」と話した。
同チームは、入院で試合観戦に行けない人にラグビーを肌で感じてもらい、元気になってもらうために昨年から同病院を訪問している。同日は、県立かがやき特別学校も訪問した。県内小学校での特別授業や中高生への指導なども行っている。