大矢知興穣小の教室問題 住民意見や議会を尊重 増築転換で四日市市長 三重

【記者会見する森市長=四日市市役所で】

【四日市】三重県四日市市大矢知町の市立大矢知興穣小学校が令和4年度に普通教室不足になる問題で、同市の森智広市長は5日の定例記者会見で、問題解決の手法として改築から増築に方針転換したことについて「さまざまな議論があったが、昨年度末の会合での住民からの意見や市議会で請願が採択されたことを尊重した結果」と述べた。

森市長が「ベストだと思っていた」改築を実施するための設計費として約3千800万円の予算が執行されたことについては「本来は使われることのなかった予算が執行されたことは残念な部分もある」とした。

その上で「当初は改築と移転新設の2論だったが、意見を重ねていく中で、さまざまな意見、議論があったから、最終的に増築という結論に落ち着いた。市としてはその都度、最適の解を求めてきたので、プロセスとして間違ったことをしてきたとは考えておらず、多くの方の意見をできる限り確認するスタンスで来た。事業を子どもたちのために遂行していくことが努めだと思っている」などと語った。

6月議会に臨むにあたっては「経緯、プロセスを踏まえていただければ、改築で最終決着を見たことについてご理解いただけると認識している。地域とうまく運営し、地域に愛される学校にしていかねばならない」と話していた。