防犯教室、見直しへ 三重県教育長、川崎の殺傷事件受け より実践的に

三重県の廣田恵子県教育長は4日の定例記者会見で、川崎市で児童ら19人が殺傷された事件を受け、各学校で実施している防犯教室の内容を見直す考えを示した。交通安全教室についても、大津市で軽乗用車が保育園児らの列に突っ込み、16人が死傷した事故を受けて見直す方針。いずれの教室も「より実践的に学んでもらえるようにしたい」と述べた。

県教委事務局によると、防犯教室と交通安全教室は年に1回、各小中学校で実施。いずれの教室も教職員や警察官による講話が中心で「体験的な内容に欠ける部分があった」(生徒指導課)という。

このため、県教委は「子どもたちに危険を予測し、回避する力を身に付けてもらう必要がある」として見直しを決定。子どもたちに校区内の写真を見せて危険性や対策を考えさせることなどを想定している。

防犯や事故防止の専門家から見直しのポイントなどを聞き取り、今夏には見直しの内容を決める予定。校長や市町の教育長らが集う会議などで報告し、教職員を対象とした講習などに反映させるという。

また、廣田教育長は会見で、例年は秋頃が多いという防犯教室と交通安全教室の実施時期についても「もっと早い時期に実施すべきだと思っている」などと述べ、前倒しを検討する考えを示した。