氷の彫刻に挑戦 三重調理専、プロ手ほどき

【藤岡会長(右端)の指導で氷を削る生徒=津市大谷町の三重調理専門学校で】

【津】パーティー会場の演出などで飾る氷細工の特別実習が3日、三重県津市大谷町の三重調理専門学校であり1年生36人がプロの手ほどきで氷の彫刻に挑戦した。

業界の専門職人から技術を学ぼうと20年以上前から実施。市内の調理師有志で作る「津氷彫会」の藤岡茂郎会長(70)ら3人が指導した。

生徒は6班に分かれ、設計図を基に重さ約40―70キロの氷の塊に白鳥、カジキ、ハープなどをデッサン。下絵の線に合わせてノコギリや平のみ、角のみを使い分けて削った。

藤岡会長らは「もっと大胆に削って」などと助言。生徒は苦心しながら力を合わせて約1時間半で完成させた。

藤岡会長によると近年は氷細工の需要が減り技術を学ぶ職人は少ないといい「料理人になる若い人たちに氷細工ならではの迫力を知っていてほしい」と話す。

中川怜音さん(20)は「氷は繊細で限られた時間で集中するのが大変だが形を作って芸術になるのが面白い」と感想を話した。