三重県議会 一般会計231億2300万円追加 6月補正など18議案提出

【提案説明に臨む鈴木知事=県議会議事堂で】

三重県議会6月定例月会議は3日開会し、県は一般会計で231億2300万円を追加する6月補正予算案など、18議案を提出した。鈴木英敬知事は冒頭の提案説明で、県政の方向性を示す「みえ県民力ビジョン第2次行動計画」が本年度で終了するため、新たに第3次行動計画(仮称)を策定する考えを示した。

鈴木知事は提案説明で「輝かしい令和の最初に県政を担う知事として、県民とともに一人一人が明日への希望を胸に花を大きく咲かせ、誰もが大事にされる三重の実現に全力を尽くす」などと決意を述べた。

その上で、みえ県民力ビジョン第2次行動計画が最終年度を迎えることから、残された課題や新たな課題に対応し、施策の成果を県民に届けられるよう、第3次行動計画を策定する」と明言した。

策定に当たっては、みえ県民力ビジョンの基本理念「幸福実感日本一」を継承すると説明。ソサイエティ5・0(超スマート社会)やSDGs(持続可能な開発目標)の考え方を取り入れる考えも示した。

補正予算案は、鈴木知事が知事選の政策集で掲げた施策を「骨格的予算」に追加。知事選後の〝肉付け〟としては過去2番目の規模となる。道路整備や河川改修などの公共工事に190億7100万円を計上した。補正予算の8割を占める公共事業費は、災害時の緊急輸送路となる県道の整備や農業用ため池の耐震などに充てる。今回の補正により、本年度予算の公共事業費は2年連続で増加し、過去10年で最大となる。

庁内業務の効率を高める新規事業を立ち上げる。AI(人工知能)やRPA(ロボティック・システム・オートメーション)など、最新技術を活用する予定。関連費用に5300万円を計上した。

このほか、政令の改正に伴い、2級建築士や危険物取扱者などの資格に関する試験や免許の手数料を引き上げる条例改正案などを提出。国から交付される森林環境譲与税の基金を設ける条例も含まれる。