夜行バス終点、夫婦岩に延伸 ウィラーの東京、伊勢便 初便到着で歓迎イベント 三重

【二見地区まで延伸された夜行バスの乗客を歓迎するイベント=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイス停留所で】

【伊勢】東京と三重県伊勢市を結ぶ夜行バスを運行する「ウィラー」(大阪市)は、同市二見町の夫婦岩を最終目的地とし、東京・新宿を午前0時に出発する夜行バスを延伸。2カ所の停留所を二見地区に新設した。2日には伊勢・夫婦岩初便が到着した伊勢シーパラダイス(夫婦岩東口)停留所で歓迎イベントが開かれた。

近年伊勢を訪れ、夫婦岩のある二見興玉神社、伊勢神宮外宮、内宮の順番で参拝する人が増加している。

「夫婦岩に直接行けるバス停があれば」という観光客の要望を受け、「伊勢まちづくり株式会社」が県内で初めて登録された日本版DMO(観光地域づくり法人)の活動の一環として、水族館「伊勢シーパラダイス」を運営する伊勢夫婦岩パラダイスや、ホテル「リゾートイン伊勢夫婦岩」と連携し、ウィラーに働きかけた。

その結果、これまで伊勢市駅が終点だったのが二見まで延伸され、同水族館前と同ホテル前に停留所を新設。夜行バスは一日一便、毎日運行し、二見を夜に出発して翌朝東京に到着する便もある。

この日は、四日市市や津市などを経由し、午前9時20分に伊勢シーパラダイス停留所にバスが到着。同株式会社の吉川松喜社長ら関係者、ペンギン、カメが女性客4人を出迎え、お伊勢さんまち歩きクーポンや水族館招待券、ホテルの宿泊目録などを贈呈した。

東京の大学生、前田美奈さん(22)は母親美穂さん(48)を誘って伊勢へ。「離れて暮らしている母を楽しませてあげたい。バスは乗り心地も良かったし、また来たい」とにっこり。吉川社長は「首都圏の皆さんにもっと夫婦岩や二見を知ってもらえるように努力していきたい」と話した。