求人倍率3カ月ぶり上昇 三重県内4月 1.73倍、全国13位

三重労働局が31日に発表した4月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・02ポイント上回る1・73倍で、3カ月ぶりに上昇した。有効求人倍率が高水準を維持しているため、雇用情勢は「引き続き改善する中、求人が求職を大幅に上回って推移している」と8カ月連続で判断した。

有効求人倍率の全国順位は前回から一つ上がり、13位。有効求人数は前月比0・8%(324人)減の3万8284人、有効求職者数は1・8%(415人)減の2万2109人だった。新規求人倍率は2・65倍で、前月を0・34ポイント上回った。有効求人倍率は県内に9カ所ある安定所のうち6カ所で前年同月を上回った。

産業別では、運輸・郵便業(前年同月比17・4%増)や医療・福祉(16・5%増)で新規求人が増加。卸売・小売業(32・4%減)は新規求人の減少が目立った。前年に津市内で開業した大型小売店の求人が出ていた反動とみられる。製造業は2・5%減の2061人だった。

下角圭司局長は「新規の求人が増えたのではなく、上げ止まっている状態。その一方で、下げ止まっていた求職がさらに下がり始めた」と説明。「景気が良くて(有効求人倍率が)上がっているわけではない」と述べた。