登下校の安全確保通知 三重県教委、川崎市の事件受け 各学校に不審者情報共有

川崎市多摩区で小学生らが刃物を持った男に襲われ19人が死傷した事件を受け、三重県教委は30日、児童生徒の安全確保を求めるよう、県内全ての学校に通知した。警察などと不審者に関する情報を共有し、登下校時の見守りを強化するよう要請。子どもたちに危険を回避する能力を身に付けさせることも求めている。

県教委によると、対象は県内の小中学校や高校、保育所、幼稚園など。小中学校には市町の教育委員会を通じて通知。私立の学校には県が通知した。保育所と一部の幼稚園には31日付で通知する。

通知は、通学路の安全点検を定期的に実施するよう要請。警察や保護者の協力を得て登下校時の見守りを強化し、近隣住民らが日常生活の中で子どもたちを見守る「ながら見守り」への協力も求めた。

このほか、危険な場所を地図上にまとめた「安全マップ」の作成や緊急事態の対処法を学ぶ防犯教室などを通じて、児童や生徒らに危険を予測して回避する能力を身に付けさせることも求めている。

各学校に対する県の聞き取りでは「バス停での出迎えを徹底するよう保護者に依頼した」「当面は下校時の電車に教職員を同乗させる」などと、事件を受けて対応を強化する声が相次いでいるという。