津 呉服の日に供養祭 着物整理のきっかけに 三重

【着物供養の焼香をする参列者=津市栄町の四天王寺で】

【津】県内の呉服店で構成する県呉服商連合会(山岡恒夫会長、会員15軒)は「呉服(五二九)の日」の29日、津市栄町の四天王寺で「きもの供養祭」を実施し、形見の着物など約200点を供養した。

思い出のある着物を整理するきっかけにしてもらおうと同連合会が企画し3年目。県内10軒から着物、帯、はかまなどが寄せられた。

法要には約20人が参列。松田徹英執事長が着物を香に薫じ読経するのに合わせ順に焼香した。境内の着物供養塔でも読経した。

亡くなった父親の形見の着物10枚を供養した津市の中祐一郎さん(83)は「供養祭がなければずっと始末しないままだった。気持ちよくお別れできた」と感想を話した。

山岡会長(54)は「廃業する店やチェーン店の撤退などで着物の相談ができなくなっている人は多い。困り事の受け皿として社会貢献になれば」と話した。