松阪の医療、年度内提言 3病院の機能分化、連携 三重

【松阪市議会の市民病院のあり方調査特別委員会=松阪市役所で】

【松阪】三重県の松阪市議会の「地域医療と松阪市民病院のあり方調査特別委員会」(西村友志委員長、8人)は29日、4回目の会合を開いた。ベッド数を減らす国の地域医療構想に対応するため設けた同院院長ら有識者でつくる「第2次地域医療構想をふまえた松阪市民病院の在り方検討委員会」で本年度内に、市内3基幹病院の機能分化・連携の方向性を出し、3院で協議する見通しが示された。

県内8医療圏のうち松阪区域は同市と多気郡、度会郡大紀町。県の審議会「松阪地域医療構想調整会議」では、2025年に向け「病床総数は189床過剰であり、全体的なスケールダウンが必要」とされた。

特別委で同院は「急性期病棟の患者の4割は回復期ステージの患者。高齢化により回復期機能の需要がさらに高まる。このままいけば実際の患者とマッチしなくなる」と述べた。

一方、「救急医療体制は当然守られる。医師看護師スタッフを維持する必要がある。検討委員会では3病院の機能の分化、連携を議論していく」と説明。

その上で、「本年度中には何らかの結論、提言をまとめるべき。一定のものが出た段階で3病院での協議になると思う」と話した。