
【亀山】川崎市多摩区の路上で28日起きた児童らの殺傷事件を受け、三重県亀山市能褒野町の市立川崎小学校は29日朝、伊達弘校長と教諭18人、PTA、防犯ボランティアや民生児童委員ら多くの人が通学路に立ち、児童の登校の見守りを実施した。
同校は28日夜、保護者に対し、「身の安全を守るため、子どもに防犯ブザーとホイッスルを必ず持たせてください」と安全メールを送信した。
29日朝、校区内を巡回した伊達校長は取材に「保護者や地域住民の協力を仰ぎながら、地区担当の教諭らと児童の登下校時の巡回を強化し、453人の全校児童の安全に務める」と話した。
見守りに立ったPTA会長の中根直人さん(44)は「人ごととは思えない。強い憤りを感じる。命を守るためには何をすべきか考えなければならない、難しい社会になってきている」と語った。