
高齢者の長寿と健康を祈願する「延寿大々神楽(えんじゅだいだいかぐら)」が22日、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮で始まった。
数え年で80歳以上の市民を招待して毎年開いている。お年寄りらは、神楽殿で長寿を祝う神楽を鑑賞し、長寿のお守りや記念品の湯飲みなどを受け取った。今年で80歳を迎える人たちには、神宮林のヒノキで作られた長さ1・2メートルの「延寿杖」も手渡された。
杖を受け取った同市船江の大西弘一さん(78)は「スポーツジムに通って運動を続けている。これからも健康で過ごしたい」と話していた。
今年の招待対象者は、昨年より332人多い1万6321人。行事は、23日も開かれる。