ハーバード大生が県庁で研修 外国人学生を初の受け入れ 三重

【鈴木知事(手前)に研修の意気込みを語るホクファさん=三重県庁で】

米ハーバード大2年のデニ・ホクファさん(20)が22日、三重県庁での研修を始めた。同大卒で県庁に出向している職員のあっせんによって実現。ホクファさんは約3週間、観光振興などの業務を学ぶという。

県が外国人大学生の研修を受け入れるのは初めて。ホクファさんは経済学を専攻し、中東の言語や文化も勉強している。日本の文化や歴史にも興味があり、夏季休暇を利用して日本での研修を決めたという。

ホクファさんが同大の卒業生リストから、富永隼行財政課長に電子メールを送ったことがきっかけ。財務省から県に出向している富永さんはホクファさんの要望に応じ、県庁で受け入れの調整に当たった。

ホクファさんは6月7日まで、県の観光局で研修に臨む。職員から観光振興などの取り組みを教わり、フェイスブックなどを使った情報発信で協力する予定。23日は伊勢神宮を訪れるという。

この日、鈴木英敬知事と面談したホクファさんは「緊張していたが、皆さんに温かく迎えてもらってありがたい。日本の知見を深めたいと思う。県とハーバード大の関係も築きたい」と語った。

鈴木知事は「海外から研修生を受け入れたいと思っていたので大変うれしく思う」と歓迎。伊勢神宮や忍者といった県の魅力を紹介した上で「まずは三重のファンになり、情報発信で協力してほしい」と語った。