夏の参院選へ支援訴え 立候補予定の三重県内2氏

夏の参院選三重選挙区(改選数1)に立候補を予定する自民党の現職、吉川有美氏(45)は18日、津市内で総決起大会を開き、党員らに支援を求めた。共産党の新人で元津市議の中川民英氏(51)も同日、市内で事務所開きを開催。三重民主連合の新人で元県議の芳野正英氏(44)も19日に津市内で事務所開きの予定で、2カ月後の参院選に向けた立候補予定者らの動きは加速しそうだ。

女性アピール「2期目も」 自民・吉川氏が決起大会
吉川氏の決起大会は、津市北河路町の「メッセウイング・みえ」で開催。吉川氏は約3500人(主催者発表)の党員らに「三重県でただ一人の女性国会議員として、2期目もしっかり頑張る」と訴えた。

党総務会長の加藤勝信衆院議員が応援演説。「われわれが野党だった8年前、鈴木英敬知事が当選して同士たちは奮い立った」とした上で「この流れが続くよう、是が非でも吉川さんに勝ってほしい」と述べた。

吉川氏は涙を浮かべて演説。「どうすれば皆さんの要望を形にできるのかを考え、やっと仕事ができるようになった」とし、物流や観光の振興を目指してインフラ整備に取り組んできたとを紹介した。

その上で「さまざまなことを勉強してきたが、まだまだ道半ば。やらなければならないことが山のようにある」と説明。「今回も厳しい戦いだが、走り抜ける覚悟。なんとしても勝ち進みたい」と訴えた。

近い距離で吉川氏の姿を見てもらおうと、ステージを会場の中心に設置した。谷垣禎一前総裁のビデオメッセージを上映。公明党県本部の中川康洋県代表は、党の推薦状を吉川氏に手渡した。

「安倍政権と正面対決」 共産・中川氏が事務所開き
中川氏の事務所開きは、津市一身田上津部田の男女共同参画センターで開かれた。中川氏は党員ら約100人(主催者発表)を前に「安倍政権と正面から対決できるのは私しかいない」と支持を求めた。

中川氏は「憲法改悪を絶対に許さない。そして、消費増税を絶対に許さない覚悟で頑張る」と決意を表明。「国民の手に政治を取り戻すため、市民と野党の共闘の発展に力を尽くしたい」と訴えた。

「県内の訪問先では、安倍政治への怒りが激出している。約束をきちんと守る政治、国民の願いを託せる政治に変えていく」と主張。「三重県から国会へと押し上げてほしい」と呼び掛けた。

一方、大嶽隆司党県委員長は「与党の絶対多数を打ち破るには野党が力を合わせる以外にない。市民と野党の共闘を成功させるために知恵と力を尽くす」と野党の候補者一本化に意欲を示した。

過去の選挙で野党共闘を後押しした「市民連合みえ」の名嘉眞正発起人も出席し「私たちが連帯しないと無党派層には届かない。共産党や野党と一緒に戦いたい」と述べ、候補者の一本化に協力する考えを示した。