昨年末の事故 6人死傷、実況見分 三重県警 津の国道23号で状況再現

【事故現場の中央分離帯開口部付近で同系統の車種を使い検分に当たる捜査員ら=津市本町の国道23号で】

三重県津市本町の国道23号で昨年12月、タクシーと普通乗用車が衝突して6人が死傷した事故を受けて、県警は15日夜、現場付近を規制して当時の状況を再現した実況見分を実施した。

事故は昨年12月29日午後9時50分ごろ、国道沿いの飲食店駐車場から片側3車線の道路を横切り、中央分離帯開口部から上り車線に右折しようとしたタクシーと、下り車線を南進してきた乗用車が衝突。タクシーの運転手と乗客の計4人が死亡し、乗客の男性(28)と乗用車を運転していた男性(56)の2人が足の骨を折る重傷を負った。

同事故の実況見分としては2度目の実施。県警は同日午後8時から約4時間にわたり、同下り岩田橋南詰め交差点から南中央交差点までの約1キロ区間の3車線を規制し、路面に水をまいて湿らせ、事故車両と同メーカーで同系統の車種の乗用車を用意するなど当時の状況を再現した。

実況見分では、同系統の車種を含む乗用車2台で複数回にわたって走行を実施。それぞれ低速や高速など速度を変えて走行を試み、挙動や視認性などを確認していた。現場の捜査員や各規制区間で応援に当たった警察官などを含めると百人以上が参加したとみられ、事故の当事者や目撃者の立ち会いはなかった。