アユの友釣り解禁 大紀町の大内山川 太公望、初釣り楽しむ

【解禁となったアユ友釣りを楽しむ釣り人ら=大紀町阿曽の大内山川で】

【度会郡】大紀町の大内山川で11日、アユの友釣りが解禁された。この日を待ちわびた釣り人らが川に入ってさおを振り、初釣りを楽しんだ。

大内山川漁協は解禁に先立ち、3月下旬―4月上旬にかけて約30万匹の稚魚を放流。川の清掃やアユのブランド化などにも取り組んできた。

渡邊典浩組合長によると、今年は稚魚の成育が遅れていて、昨年と比べるとやや小ぶり。「まだ川が出来上がっていないので雨待ちの状態。新しいこけが生えるとアユも一気に成長するし、遡上(そじょう)もこれから期待できる。9月いっぱいまで楽しんでもらえるのでは」と話す。

同町阿曽の平瀬橋や大内山の江尻橋付近では、県内外から訪れた釣り人らがおとりのアユを巧みに操り、大物を狙った。午前中だけで30匹以上を釣り上げた人もいたという。

大内山の垣内保雄さん(65)ら地元の愛好家は、アユの天敵カワウから稚魚を守る活動を実施。「やっとこの時季が来たのでわくわくしている。今後も釣りをするだけでなく川もきれいにしていければ」と話した。