大切な命守ろう 春の全国交通安全運動開始 三重

【鈴木知事から啓発品を受け取る園児ら=三重県庁で】

春の全国交通安全運動(11―20日)の開始を翌日に控えた10日、県交通安全対策協議会(会長・鈴木英敬知事)などは三重県庁の駐車場で出発式を開いた。県警や交通安全協会の関係者ら約170人が参加し、事故防止に向けて気勢を上げた。

地元の園児と高齢者を代表し、津市中央保育園と、ふれあい長寿津の代表が鈴木知事から啓発品を受け取った後、交通安全宣言。白バイやパトカー、広報車両など計22台が事故防止啓発に向けて出発した。園児によるダンスの披露もあった。

鈴木知事はあいさつで、大津市で発生した園児2人が犠牲となった交通事故に触れて「県や市が対策を講じていたが、事故は起こった。交通安全対策に終わりはない。大切な命が守られるよう、あらためて気を引き締めて運動を展開したい」と述べた。

難波健太県警本部長も「死亡事故における高齢ドライバーの割合は高く、シートベルト非着用者も多い。横断歩行者妨害も4割に上り、意識を高める絶好の機会。連携して指導や取り締まりに当たろう」と呼び掛けた。

協議会によると、県内では9日現在、1329件(前年同期比414件減)の人身事故が発生。うち死亡者は22人(同6人減)、負傷者は1723人(593人減)と、いずれも減少傾向にある。一方、死亡者のうち自動車乗車中の犠牲者は10人と約半数を占め、うち9人がシートベルトを着用していなかった。