「伝統大切に挑戦」 三重県知事、令和初の定例会見

【改元から初の定例記者会見に臨む鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は8日、元号が令和となってから初の定例記者会見に臨んだ。改元を迎えての所信を問われた鈴木知事は「日々の生活は山あり谷ありだと思うが、粉骨砕身で頑張りたい」と語った。

鈴木知事は「令」の字が初めて元号に採用されたことや「和」の字が過去の元号でも使われてきたことを紹介した上で「県が伝統を大切にしながら新しいことにチャレンジできる時代にしたい」と述べた。

また、新元号の典拠となった日本最古の和歌集「万葉集」には、さまざまな人々が詠んだ歌が書かれていることを踏まえて「県も多様性が大事にされるように取り組んでいきたい」と語った。

一方、総務省が「子どもの日」に当たって発表した統計で、県内の15歳未満人口が前年比約4千人減の約22万2千人となったことの感想を問われた鈴木知事は「重く受け止めている」と述べた。

その上で「結婚や妊娠、出産を押しつけては駄目で個人の価値観を尊重することが大事。希望しても、かなわない人を応援していく」とし、仕事と家庭の両立や不妊治療の支援などを進める考えを示した。

鈴木知事は4月27―29日、都内に出張した妻に付き添って子どもの世話などをし、同30日は県内で改元に備えた。5月2―5日は家族で沖縄に旅行し、シュノーケリングなどを楽しんだという。