安土桃山時代の衣装で手植え 伊勢 猿田彦神社で「御田祭」

【安土桃山時代の衣装で苗を植える植方ら=伊勢市宇治浦田の猿田彦神社で】

【伊勢】伊勢市宇治浦田の猿田彦神社(宇治土公貞尚宮司)で5日、五穀豊穣や豊漁を祈る県指定無形文化財「御田祭(おみた)」があった。安土桃山時代の装束を着た植方(うえかた)らが昔ながらの手作業でコシヒカリの苗を植えた。8月下旬に刈り入れ、11月14日の大嘗祭(だいじょうさい)当日祭に初米を供える。

本殿祭が営まれた後、約500平方メートルの神田に移動し、進修小学校3年の女子児童2人の八乙女が、おはらいをした苗を植方に手渡した。

植方は地元の楠部町の男女16人が務め、市女笠(いちめがさ)に小袖の女性と侍烏帽子(さむらいえぼし)に手細、はかま姿の男性が一列に並び、太鼓や笛の音に合わせて苗を手植えした。

田植えが終わった神田では、えびすと大黒を描いた2本の大うちわでその年の豊作、大漁を占う「団扇角力(うちわすもう)」が行われ、今年はえびす(大漁)が勝った。大うちわの紙片はお守りとして見物客らが持ち帰った。神社境内では豊年踊りも披露された。