自動車税通知に元号混在 三重県、システム改修間に合わず

【「平成」と「令和」の表記が混在する自動車税の納税通知書】

三重県が自動車を所有する県民に発送した本年度の納税通知書に「平成」と「令和」の表記が混在していることが分かった。システムの改修が間に合わなかったため。県は元号の読み替えを求める説明文を全ての納税通知書に添付した。「元号は混在していても納税通知書の効力は変わらない」とし、期限内の納付を呼び掛けている。

県が作成した納税通知書は、上部の題字や納税の年度分に「平成31年度」と書かれているが、納付期限の日付は「令和1年5月31日」と表記。納税証明書の有効期限も「令和」で記している。

県によると、システムを完全には改修できなかったことが理由。納付期限の覧などは新元号の発表前からシステムの改修を準備していたが、直前まで変更の判断が付かなかい部分があったという。

このため、県は「平成31年」を「令和元年」に読み替えるよう求める文書を納税通知書に添付することにした。納税通知書の印刷業者に追加で約30万円を支払い、封筒に1枚ずつ入れたという。

一方、令和で書かれた部分についても、本来は「令和元年」と表記すべきところが「令和1年」となっている。これもシステムの改修が間に合わなかったことから「元」の字を表記できなかったという。

税収確保課は「1枚の書類に元号が混在していることで納税者を混乱させてしまう恐れがあると考え、説明文を入れた。遅くとも11日には全ての納税者に届く見込み。期限内に納付してほしい」としている。

自動車税は、4月1日時点で自動車を所有する県民に課税される。前年度は83・6%が期限内に納付された。県が本年度予算に計上した自動車税は約275億円で、県税収入の10・4%に当たる。