新元号「令和」への改元を迎えて 鈴木英敬知事謹話

本日、天皇陛下が御即位されるとともに、元号が「令和」へと改められました。このたびの改元が、憲政史上初となる天皇陛下の御退位による皇位継承のもと、明るい雰囲気の中で行われたことを心から喜ばしく思います。

また、平成の時代から令和の時代への橋渡しとなる節目の年に、三重県知事の職責を担うことができることは光栄の限りであり、新しい時代をしっかりと築いていかなければならないという責任を強く感じています。

令和という元号には、一人ひとりの日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いが込められています。私といたしましても、令和という新しい時代の始まりにあたり、皆が知恵を出し、力を発揮し、一緒になって新しい時代にふさわしい三重を、県民の皆さんとともに創っていきたいという思いを新たにし、そのために全力を尽くす決意です。

新たに御即位された陛下におかれましては、これまで18度にわたり御来県賜っています。平成25年には、豊かな自然・歴史・文化を抱く熊野古道馬越峠を歩き、三重県の魅力に触れていただきました。また、その際、私から紀伊半島大水害からの復旧復興や南海トラフ巨大地震への備えについて御説明申し上げる機会をいただきましたが、陛下がメモを取りながら熱心にお聞きになられるお姿に接し、県民の皆さんの命と安全安心を守る取り組みを進める決意を新たにしたことをはっきりと覚えています。平成30年には、子ども心身発達医療センターにおいて東京2020パラリンピックの競技であるボッチャを体験され、関係者に優しくお言葉をかけられたお姿が心に刻まれております。

いかなるときも国民に寄り添われる陛下のお姿を心にとどめ、三重の魅力を積極的に発信し、県民の皆さんの命と安全安心を守るための防災・減災対策をさらに深化させ、障害の有無にかかわらず誰もが共に暮らしやすい社会を築くとともに、本日から始まる令和の時代が、平和で夢や希望に満ちあふれ、多様性や包容力を大事にする時代となるよう取り組んでいきたいと思います。

陛下は今秋の即位礼及び大嘗祭後に御来県なさる予定です。来る行幸啓が陛下の御心に残る素晴らしいものとなるよう祈念し、県民の皆さんとともに御来県の日を心からお待ち申し上げます。