津の40代男性はしか 三重県内54人目、ベトナムで感染か

三重県は27日、津市に住む40代の会社員男性がはしかを発症したと発表した。男性は入院中だが、快方に向かっているという。渡航先のベトナムで感染したとみられる。公共交通機関や病院で不特定多数と接触した可能性があるため、注意を呼び掛けている。今年、県内ではしかを発症した患者は54人となった。

県によると、男性は2―11日、ベトナムに滞在。19日に発熱がみられ、20日と22―23日の3回に渡って松阪市内の医療機関を受診。医療機関からの紹介で23日に三重中央医療センター(津市)を訪れ、25日にはしかと診断された。

男性は19日、近鉄鶴橋駅(大阪市)で午後7時16分発の鳥羽行特急に乗車し、同8時36分に伊勢中川駅(松阪市)で下車。23日には、午前10時半―同11時と午後4時―同4時半に三重中央医療センターの待合ホールを利用していた。

県薬務感染症対策課は、男性と接触した人が発症するのは今月末ごろの可能性が高いとみている。同課の担当者は「連休中は休診している病院もあるため、発熱などはしかが疑われる症状が出た場合は各地域の保健所に連絡してほしい」と呼び掛けている。

また、10連休中は海外を旅行する人が多いと予想されるため、新たなはしかへの感染を警戒。同課は「帰国後にはしかが疑われる症状が出た場合は感染の拡大を防ぐため、事前に病院側へ電話し、渡航歴などを伝えた上で受診してほしい」と求めている。