伊勢茶育成やや送れ 新茶初市、品質は良好 鈴鹿の北勢茶センター 三重

【そろばんを手に価格交渉するJA関係者と茶商=鈴鹿市花川町の北勢茶センターで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市花川町のJA全農みえ北勢茶センターで26日、伊勢茶の初市があり、同市と亀山市の茶生産農家2軒が出品したかぶせ茶7点、計18・5キログラムが取引された。最高値は1キロあたり1万9888円(昨年1万8888円)、平均値は1キロあたり1万2904円(同7369円)だった。

冒頭で全国農業協同組合連合会の中野眞司県本部長が「北勢地域では3月中旬から4月中旬にかけて低温の日が多かったことにより生育にばらつきがあり、全体として昨年より5日程度遅いが、病害虫の発生もなく品質の良い茶葉に仕上がった」とあいさつした。

県内12社の茶商が参加。茶葉の色や形状、香りなどをじっくり品定めし、そろばんを手に生産農家との仲立人を務めるJA関係者が価格交渉した。交渉が成立すると、両者が威勢よく手を3回たたく「手締め」の音が会場に響いた。

今年の出品量は前年より約140キロ少なかったが、今後は例年通りに生育し、同センターでは約百軒の生産農家から計約300トンの一番茶が出荷される見込み。