外国人好みの萬古焼作品も 四日市で企画展 三重

【ユーモラスなデザインの土瓶や銚子=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市の市文化まちづくり財団による企画展「かわいい?たのしい!萬古展~四日市萬古の造形力」が、同市安島の市文化会館で始まっている。6月30日まで。月曜は休み(第2月曜は開館)。5月7日休館。

明治時代に海外への輸出が始まった四日市萬古焼の中には、外国人の趣味・嗜好(しこう)に合わせて作られた作品も多く、その作品から当時の職人の技を感じてもらおうと企画した。

右手が注ぎ口、まげがつまみになったユーモラスな「福助土瓶」、リアルな魚介類が表面を覆う「色絵魚尽土瓶」、唐子を背に乗せたゾウの鼻が注ぎ口の「色絵象形銚子」、毛並みまでリアルに表現した「色絵眠り猫」など、市立博物館所蔵の作品55点が並ぶ。

江戸時代、沼波弄山が萬古焼という木の苗を植え、森有節・千秋兄弟が再興萬古として幹を育て、明治に入って山中忠左衛門の研究と指導で、四日市の職人らが大樹に育てた萬古焼の歴史のひとこまを物語る作品が来館者の目を楽しませている。