伊勢・二見町めおと横丁 本物そっくり、夫婦岩のオブジェ登場 三重

【伊勢夫婦岩めおと横丁に登場した夫婦岩の巨大オブジェ=伊勢市二見町で】

【伊勢】大型連休を前に、三重県伊勢市二見町の商業施設「伊勢夫婦岩めおと横丁」の夫婦岩ミュージアムに、夫婦岩の巨大オブジェが登場した。同市楠部町の苔玉作家・奥野知子さん(41)が、新聞紙や発泡スチロールなどで作った土台に苔や草花を加え、天然の質感を再現。本物そっくりな出来栄えに、見る人から驚きの声が上がっている。施設はオブジェを常設展示する。

奥野さんは、新聞紙と板状の発泡スチロールで基本的な外観を構成。その上に、泡が膨らんで固まる「ウレタンスプレー」を吹きかけ、砂利を混ぜて岩の質感を再現している。ラッカースプレーで黒く色づけした上で、絵の具を使い、波のしぶきを表した。出来上がった外観の隙間に、苔や草花を詰めている。

巨大オブジェは大きい方の男岩が縦約90センチ、横120センチ、高さ百センチで、小さい方の女岩が縦60センチ、横80センチ、高さ50センチ。本物同様、男岩の頂上には鳥居を置き、2つの岩をしめ縄でつないでいる。写真を参考に岩の形などを事細かに再現した。

また、奥野さんはオブジェの周囲に黒と白の大小の石を敷き詰めた。細石(さざれいし)が集まり、岩を構成する自然の摂理を表そうと、巨岩に近くなるほど石を大きくし、巨岩の真下に敷き詰めた石は岩と同じ黒色にしている。

周囲には藤の苔(こけ)玉を配置し、彩りを加えたほか、日の出の太陽を模した球状の苔玉を天井からつるし、空間全体を使い、一つの作品に仕上げている。奥野さんは「苔を変えるなど、細かな点は今後も直していきたい。葉がハート型の草花など、作品全体にいくつかハート型の物を配置したので探してほしい」と話している。