行楽期前、有事に備え 名張署や市消防本部など 赤目渓谷で合同訓練 三重

【要救助者を運ぶ訓練参加者ら=名張市の赤目四十八滝渓谷で】

【名張】本格的な行楽シーズンを前に三重県の名張署や名張市消防本部などは23日、名張市赤目町長坂の赤目四十八滝渓谷で山岳事故を想定した合同訓練を開き、約50人が要救助者救護など連携を深めた。

春の大型連休や梅雨などの出水期を控えて、災害など有事に備えるために毎年恒例で開催。警察や消防のほか、地元消防団や県防災航空隊、赤目四十八滝渓谷保勝会などが参加し、遊歩道を歩いて危険カ所を確認し、訓練や無線機の通話試験などを通じて課題などを確認した。

訓練は、登山中の女性が胸の痛みを訴え、夫が救助を求めようとして転倒し、足を骨折したという想定で実施。救助のために八畳岩で2人を担架に乗せて約1キロ離れた百畳岩まで運ぶ搬送訓練や、要救助者を抱えて県の防災ヘリにロープで引き上げるピックアップ訓練などを実施した。

訓練に先立って近藤順一同署長があいさつし、「この人事異動で部隊を新編成したが知識や練度が低い者もいる。訓練を通じて連携活動の重要性を含めて細部にご指導いただき、救助活動を一層強化していただきたい」と呼びかけていた。