世界初、ホオズキでワイン 紀北町のデアルケ 金色で澄んだ味、限定発売へ 三重

【鈴木知事(右)に「フィサリスゴールド」の発売を報告する岩本社長=三重県庁で】

三重県紀北町の農産物生産加工販売会社「デアルケ」は25日、食用ホオズキを醸造した金色のワイン「フィサリスゴールド」を新発売する。限定600本。ホオズキを発酵させて作ったワインは世界初とみられる。

食用ホオズキは芳醇(ほうじゅん)な香りで糖度が14―20度と甘い。イノシトールやβカロテンなど栄養も豊富で海外ではスーパーフードとして親しまれているものの、国内では食品として浸透していない。

トマトを栽培する同社が同じナス科のホオズキの生産を始めたが、販売に苦戦。酒造大手サントリーのグループ会社から技術提供を受け、香りや甘みを生かしたワインの開発に2年ほど前から取り組んでいた。

フィサリスゴールドは1本720ミリリットルで、8980円。濁り仕立てのワインで、ホオズキの上質で芳醇な香りをまとっている。甘味、酸味、苦味のバランスが取れ、澄んだ味わいがある。

同社の岩本修社長(33)は23日、県庁を訪れ、鈴木英敬知事に「香りがよく金色のワインなので、お祝い事に使って欲しい」と新商品を紹介。「ブランドとして確立し、紀北町を盛り上げたい」と語った。

鈴木知事はワインの香りを嗅いで「結構濃厚。ええ匂い」と述べ、原料の食用ホオズキを試食。「新しい農業の可能性を開いてくれて感謝している。産地化や特産品化に向けて、ご尽力いただきたい」と述べた。

購入は、同社ホームページ(http://dealkshop.com/)から。問い合わせは、同社=電話0597(31)0058=へ。