有形文化財に朝田寺書院 松阪市が指定 江戸中期の密教寺院建築 三重

【朝田寺書院】

【松阪】三重県の松阪市はこのほど、同市朝田町の朝田寺書院を有形文化財(建造物)に指定した。市指定文化財は計147件となった。

書院は入母屋造り、かわらぶきで、入母屋造り妻入りの玄関がある。江戸時代中期の元禄11年(1698年)か同12年の建築。

客殿として建てた当初の平面構成や構造部材を残す一方、明治時代に檀家(だんか)を持つようになってから仏間や各部屋の天井を取り替え、玄関を増築するなど後世の改修があり、同寺の変遷が分かる。

県指定有形文化財の本堂、山門と合わせ、江戸時代中期の密教寺院の建築をよく伝えていると評価された。