両陛下関連書籍、倍近い売れ行き ご成婚60年、書店に特別コーナー 三重

【両陛下関連の書籍を集めた書店の特設コーナー=伊勢市船江1丁目で】

【伊勢】今年は天皇皇后両陛下のご成婚60年の節目の年。両陛下は60年前の18日、伊勢神宮に結婚を報告された。三重県伊勢市内の書店では、平成最後の訪問と成婚60年への祝いを込め、両陛下関連書籍の特別コーナーを設置。皇室関連書籍としては普段の倍近い売れ行きをみせている。

TSUTAYAミタス伊勢店(同市船江一丁目)では今月、写真集やノンフィクション、発言録など、約30点を入り口近くの特設コーナーで販売。両陛下が平成最後に伊勢を訪れていることもあり、17、18の両日は手に取る人が特に多かったという。

置かれているのは、皇后さま関連の書籍が中心。担当の種田みどりさん(56)は「日頃から美智子さまに関する書籍は他の皇室関連書籍と比べ、よく売れている。購入するのは女性が大半で、天皇陛下を支え続ける姿に理想の女性像を見いだす人も多いのではないか」と推測する。

18日、沿道で両陛下を出迎えた人たちの中には60年前の訪問を出迎えた人もいた。当時、小学生だった四日市市の真弓満知美さん(70)は「学校単位で決められた沿道沿いの場所に並び、到着を今か今かと待ちわびた」と振り返る。この日は、内宮前で到着を4時間待ったといい「お疲れ様でしたの気持を伝えたかった」と話した。

「美智子さまはいつ見てもきれい。にこやかで昔とちっとも変わらない」と語るのはJR伊勢市駅前にある老舗旅館の大おかみ・岡田志づさん(95)。両陛下が外宮から内宮へ戻る際に沿道で見送り「60年前の記憶が昨日のことのようによみがえった。両陛下にはいつまでも元気に、伊勢神宮を参ってほしい」と笑った。