全米桜祭り 800人にすし振舞う 津のすし職人・松田さんが報告 三重

【「全米桜祭り」の報告をする松田さん=津市本町の伊勢新聞社で】

【津】すし職人の松田春喜さん(69)=三重県津市垂水=は18日、同市本町の伊勢新聞社で、10―16日に訪れた米国ワシントン州の「全米桜祭り」を報告した。レセプションでのすしの振る舞いに加え、初めてパレードで行進し、「今までと見える景色が違い素晴らしかった」と話した。

同祭りは県ゆかりの尾崎行雄氏が東京市長だった明治45年、同州に桜の苗木3千本を贈った縁で始まった。両国の親善を深める目的で毎年開き、日本文化を紹介する催しや桜の女王のパレードがある。松田さんは30年以上同祭りですし文化を紹介し、今回は全国すし商生活衛生同業組合連合会17人の副団長を務めた。

現地では州代表の桜の女王らが集うレセプション会場で約800人にすしを握った。パレードに初めて加わり、女王が乗るパレードカーと共に行進した。松田さんは祭りの冊子や現地での写真を見せながら「今後も正統派のすしを食べてもらえるよう一役買いたい」と語った。

杉山晋輔駐米大使との面談では「全米最大の日米交流が日本国内でさほど取り上げられないと嘆いていた」と述べ、「政治的にいろいろ起きても市民レベルでは皆日本が大好き。食文化を含め親善を深めていることをもっと多くの人に知ってほしい」と話していた。