養殖真珠、中国で人気 県振興協議会 覚田会長、現状と展望語る 三重

【講演する覚田氏=津市大門の都シティ津で】

【津】伊勢新聞政経懇話会4月例会が18日、三重県津市大門の都シティ津であった。県真珠振興協議会の覚田譲治会長(47)が「世界が認める三重の養殖真珠その現在・未来について」と題して講演した。「真珠のネックレスは次のステップに羽ばたくための翼になる」と説明。「真珠は人の生活を幸せにできるジュエリー。今後も真珠で幸せにしていきたい」と話した。

覚田氏は「魏志倭人伝の中で女王壱与が白珠5千孔を送ったと記載されている。真珠5千個ということ」「大事なものに真珠を使うことから真珠が高貴な存在だったことがわかる」と紹介した。

現状について「中国市場での人気向上に合わせて収入が増加し、技術革新が進む良い循環になっている」と話す一方、「母貝の調達が困難になっている」と指摘した。

伊勢志摩で生産しているベビーパールは世界的に認められていると強調。新規参入について収入や支出の採算シミュレーションを映し出し、「意外とハードルは高くない。参入しやすい事業かもしれない」と話した。「真珠養殖従事者の平均年齢は67歳。新規参入がなければ下がることはない」と訴えた。

覚田氏は東京都生まれ。3歳から小学校卒業まで伊勢市で過ごす。国際基督教大学教養学部卒。平成9年に覚田真珠入社。26年に父・嘉栄氏の後継として社長に就任した。