両陛下に感謝の日の丸 伊勢訪問 1万4000人が出迎え 三重

【近鉄宇治山田駅周辺に集まった県民ら=伊勢市岩渕2丁目で】

「国民のために尽くしていただいた感謝の気持ちを伝えたい」―。天皇、皇后両陛下が来県された17日、三重県伊勢市の近鉄宇治山田駅周辺や伊勢神宮内宮までの沿道には雨の中、約1万4千人(県発表)が詰め掛けた。

駅前や駅周辺の道路沿いで群衆が傘を差しながら日の丸を振って両陛下を歓迎。天皇陛下が来県されるたびに出迎えてきた伊勢市の山田知代さん(60)は「いつも感動し、オーラを感じる。『本当にお疲れさまでした』という気持ちでいっぱい」と感謝した。

四日市市の会社社長加藤一子さん(80)は10年ほど前に両陛下が来県された際、東京の米大使館で加藤さんが撮影した皇后陛下の両親の写真を持って出迎えた。皇后陛下から「その写真をいただけますか」と声を掛けられ、写真を渡したという。「平成最後にもう一度お出迎えしようと駆け付けた。両陛下にはいつまでもお元気でいてほしい」と話した。

松阪市の会社員服部香里さん(54)は「皇后陛下がおきれいだった。雨の中、優しく手を振ってくださった」と感激。

学校帰りに駆け付けた鳥羽市在住で宇治山田高1年の石川晴也さん(15)は「平成生まれなので最後に一目見ることができてうれしかった」と喜んでいた。

「観光特急しまかぜ」がホームに到着した際、川村義男助役は列車の雨どいにたまった水が両陛下に落ちてこないよう車体をタオルで素早く拭いた。「何事もなくお出迎えできて良かった。初めてだったので、お目にかかれて光栄だった」と語った。