
【四日市】三重県四日市市西坂部町の社会福祉法人「風薫会」西老人福祉センター(北村伸生センター長)と利用者らでつくるカラオケボランティア会は10日、同所で恒例の「春のカラオケ大会」を開いた。高齢者ら61人が日頃の練習の成果を披露した。
白いスーツ姿で登場した南川克己さん(83)=同市川島町=は、千昌夫の「長寿祝い唄」を情感たっぷりに歌い上げた。「歌が生きがい」という青木冨貴子さん(80)=同市川島町=は、山口瑠美の「想い出酒場」を熱唱した。
同センターは温泉とカラオケ、囲碁、将棋などを楽しめる施設で、13年前から民間委託に移行した。市内と三重郡在住の高齢者ら一日平均125人が利用している。北村センター長(63)は「温泉とカラオケが元気の源、介護予防にもなっていると皆さんに喜ばれています」と話していた。