松阪・松浦武四郎記念館 入館者数が過去最多に 30年度、生誕200年 三重

【入館者数が例年の2倍になった松浦武四郎記念館=松阪市小野江町で】

【松阪】三重県松阪市小野江町の松浦武四郎記念館(多賀幸子館長)の平成30年度の入館者数が1万1783人で過去最多になった。例年の2倍近く、前年度の1・55倍に増えた。1年間繰り広げた「松浦武四郎生誕200年記念事業」の効果とみられる。

同町出身の探検家で北海道の名付け親、松浦武四郎(1818―88年)は昨年が生誕200年。北海道命名150年とも重なり、同市や北海道が記念事業を続けた。

同館は6年、小野江公民館を併設して開館。毎年2月に同館で開く「武四郎まつり」での入館者を除いて1万人を超えたのは開館時以来初めてとなる。

生誕200年に合わせて整備し公開した近くの生家「松浦武四郎誕生地」は30年度に8366人が訪れ、記念館に来た7割が来訪している。

また、重要文化財を保管するため、公民館では火気使用が制限されるなど利用に支障があり移転が検討されてきたが、目安としていた記念館入館者数1万人を突破したため、近隣への移転新築を決定。2年後にオープンする予定で、記念館はリニューアルする。

山本命主任学芸員は「200年記念事業の成果を発展させて武四郎に関わっていくファンを広げたい」と話している。