
統一地方選の三重県知事選から一夜明けた8日、3選を果たした現職の鈴木英敬氏が津市岩田の選挙事務所で報道陣の取材に応じ、あらためて「感謝と安堵と身の引き締まる思い」と当選の感想を語った。
鈴木氏は午前8時ごろ、多くの報道陣が詰めかける選挙事務所を訪れた。自らの当選を伝える各社の新聞を一紙ずつ手に取り、笑みを浮かべながら報道陣の撮影に応じた。
「経済の良い流れを継続し、防災や福祉、児童虐待など安心もしっかりやっていく。県民から活動を通じていただいた声を実現したい」と語った。
得票率が89・69%と、前回選挙より上昇したことについては「1期目の選挙や(衆院選で)落選した時のことを考えると、胸に迫る物がある。2期8年を支えてくれた県民や職員のおかげだと思っている」と述べた。
投票日は、今月から小学校に入学する長男(6つ)と目覚まし時計を買いに出かけたという。8日朝は「3時間しか寝てないけど、5時に起きた」。目覚まし時計を使って起きた長男が鈴木氏を見送ったという。