三重県知事選 加奈子氏敗れ「残念」 「暮らしに寄り添う県政を」とも

【敗戦の弁を述べる鈴木加奈子氏=津市下弁財町津興の選挙事務所で】

鈴木加奈子氏は津市下弁財町津興の選挙事務所で、支持者ら約30人とともに選挙結果を待った。午後8時すぎ、テレビで鈴木英敬氏の当選確実が報じられると、支持者からため息が漏れた。鈴木加奈子氏は「浸透が足りなかった。残念」と言葉少なに語った。

鈴木氏は「各地で温かい声援をもらってうれしかった」と有権者に感謝。3選を果たした鈴木英敬氏に対し「県民の方を向いていないのでとうてい期待できない」と批判しつつ「暮らしに寄り添い、困っている人を助けられる県政になってほしい」と述べた。

その上で、鈴木加奈子氏は「選挙戦の中で所得制限のない窓口無料化や国民健康保険料の引き下げを提案した。公約を実現するため、皆さんと力を合わせてこれから取り組んでいきたい」と語った。

鈴木氏を擁立した「県民本位のやさしい三重県政をつくる会」の辻井良和会長は「長い選挙戦お疲れさまでした。豪胆で、かつ繊細な加奈子さんが知事選の候補者になってくれてうれしかった」とねぎらった。

現職を共産推薦の新人候補が追う構図は前回と同じ。現職の2期目に対する評価が争点となり、双方の得票率に注目が集まった。陣営は前回の得票率14・3%を上回ろうと奮闘した。